栄養ソリューション

魚と生産者の成果向上を可能にする

スクレッティングが目標にしていることは、製品、サービス、成長モデルの3つを独自に組み合わせてお客さまに提供することです。これにより生産者のみなさまが生産性を向上させ、魚の健康を考慮しながら、そして環境負荷を軽減するサポートができると考えています。そして以下3つの国連のSDGs(持続可能な開発目標)につながっています。

すべての人に健康と福祉を

薬剤耐性 (AMR) の問題は、現在深刻な問題となっており、薬剤耐性菌に起因する死亡者数は2050年までにガンによる死亡者数を上回る、主要原因になると推定されています。スクレッティングは栄養ソリューションを通して、魚の成長を損なうことなく抗生物質の依存を軽減できるようサポートしていきます。

つくる責任つかう責任

飼料は養殖を営む上で経済的および環境的なコストの主な要因です。スクレッティングでは栄養ソリューションを提供することで、生産者の皆様が少ないものから多くを作り出すお手伝いをすることでコストの面においてもサポートをしています。

海の豊かさを守ろう

人口の増加とともに、魚介類の需要も伸びています。一人当たりの魚介類の消費量は1960年と比べると倍増しています。この急激な増加は飼料の主要原料である天然資源への増大する影響につながっています。スクレッティング水産養殖研究センターの長年の研究の結果、スクレッティングでは無魚粉飼料の製造ができるようになりました。

栄養ソリューションの開発を通して、スクレッティングはよりサステイナブルな養殖生産の実現に貢献しています。特に初期飼料、動物の健康と福祉、飼料効率、精密養殖の4つの分野においてイノベーションを生み出しています。

限られた海産原料を有効に利用する

養魚飼料で広く使用されている魚粉や魚油といった海産原料は、その供給量に限界がある天然資源です。スクレッティングが開発した革新的ともいえる配合コンセプトMicroBalance®は、養殖が天然漁業にこれ以上の負荷をかけない形で成長していくことを可能にしました。MicroBalanceによって、配合飼料中に含まれる魚粉のレベルを大幅にカットすることができるようになり、今日、例えばサーモン飼料では魚粉を完全にゼロにすることが可能です。この革新的な栄養技術をサーモンだけでなく他の魚種においても適応できるよう現在取り組んでいます。

MicroBalanceの栄養技術によって、スクレッティングは配合上で融通が利くようになり、主要原料への依存度を軽減できるようになりました。同時に魚の成長、飼料効率、健康、身質に影響を与えることなく原料を代替することができることになりました。

魚の健康を守る

養殖は多くの場合天然の環境下で営まれており、魚やエビは極度の水温変化、養殖状況、様々な寄生虫や病気といった ストレスに晒され、健康被害につながることがあります。スクレッティングは魚の健康を守ろうとする生産者をサポートするために長年研究開発を行ってきました。生育環境をハイレベルに保つことや生産効率を向上させることから生産におけるサステイナビリティの改善にも取り組んでいます。

20年以上に渡る研究の結果、プロテックという魚の肌、腸、鰓(えら)を保護する製品が誕生しました。免疫系をサポートし、新しい細胞の構成に欠かせない要素となり、抗酸化レベルの向上をサポートします。プロテックの給餌試験では、ウィルス、寄生虫、病原性細菌に晒されてもうまく対応している結果が確認されました。

漁場における最適な成果

魚が成長する上で配合設計というのは成長効率を決める重要なポイントですが、様々な環境要因や生理学的な状況もまた魚の成長に大きな影響を与えます。スクレッティングは長年の研究を通じて、これらの複合的な要因が魚の成長に関わっていること、そして養殖をしている各地の環境に応じた成長に最適な飼料について十分な知見を蓄積することができました。長年の研究によって、スクレッティングがそういった様々な要因が複合的に関わっていること、そして養殖をれている各地の状況に応じた飼料について十分な知見を得ることができました。

生産者は環境に適した飼料を選べるように、スクレッティングはAquaSimという独自の成長モデルシステムを開発しました。AquaSimは一連の数理モデルで構成されており、研究試験から得られたデータに飼育コスト、飼料価格を掛け合わせて計算し、一定の環境と生理条件の下で、どのスクレッティングの飼料を使用することで、どれくらいの値段で魚が仕上がり、どのくらいの利益を生み出すのか計算します。これにより生産者は養殖場で最適な成長パフォーマンスと利益を生み出す飼料の組み合わせを選ぶことができます。その改善は天然資源への負荷を増すことなく人の食をより多く生産できるようになることで、社会にとってもサステイナブルな収益をもたらすことができます。