漁業改善プロジェクトの支援 (FIPs)

養殖業界は近年、責任ある事業活動を改善するために大きな前進を遂げており、特に、適切に管理された持続可能な漁業から原料を調達するよう、水産原料供給業者に奨励することに多大な努力を払っています。

SDG FIP.png現在、ヨーロッパとアメリカでは、多くの漁業がMarinTrus規格の認証を受けています。スクレッティングは、MarinTrust規格に適合した漁業からのみ水産物を調達することを目標としており、漁業がMarinTrust規格の認証を取得できるよう、改善プロジェクトに着手することを支援しています。

現在、スクレッティングは3つの漁業改善プロジェクト(FIP)に取り組んでいます。世界で最も重要な漁業の1つであるペルーのカタクチイワシ漁業は、持続可能な解決のための保全同盟(CASS)のガイドラインに従って「認証可能な状態」を達成するためのFIPに取り組んでいます。

2019年11月に開催されたFIP作業部会では、Instituto del Mar del Perú(IMARPE)代表のJorge Tam博士が、漁業の栄養影響を理解するための生態系モデルの進歩について発表しました。プレゼンテーシ ョンでは、大きな進歩が示されましたが、まだ多くの 作業が残されています。IMARPEの科学者たちは、2020年1月初旬までにこれを完了し、報告書をまとめる予定です。

 
MarinTrust improvers programme in Ecuador

エクアドルの漁業・加工企業18社のグループは、国際的な飼料メーカー3社とともに、小型遠洋漁業資源のためのFIPを実施することを約束しました。参加する国際的な飼料メーカーは、スクレッティング、ビオマー、ヴィタプロエクアドルです。

これらの企業は、エクアドルの小型遠洋漁業会社の約80%を占め、魚粉の生産と、人間が直接消費する冷凍・缶詰製品の生産に従事しています。この改善プロジェクトは、MarinTrust 改善プログラム(IP)の一環として実施されるものです。このプログラムへの参画によって、水産原料の生産者は、原料を調達する漁業の改善に取り組んでいることを証明することができます。

Peruvian anchoveta FIP

2019年、FisheryProgress.orgが定めた規則に従い、FIPは3年目を迎えたため、監査を受けました。

FishChoiceは2019年にこのFIPの監査を引き受けました。漁獲戦略に関する基準1.2.1に関する海洋管理協議会(MSC)の要件を満たすための作業が残っています。この作業が完了すれば、ペルーのアンチョビ漁業はMSC認証に対するベンチマークに成功したことになります。この作業が完了すれば、ペルーのアンチョ ビ漁業はMSC認証のベンチマークに成功したことにな り、実際の認証プロセスを受けるかどうかは、ペルー漁 業の判断に委ねられることになります。

FIP in Vietnam’s Vung Tau region

スクレッティングベトナムは、魚粉生産者、政府機関、その他の養殖飼料生産者とともに、ベトナム南部のブンタウ省でFIPを継続しています。このプロジェクトの目的は、ブンタウ省の混成トロール漁業の漁業管理を5年間かけて改善し、MarinTrust基準の要件を満たせるレベルにすることです。

MarinTrustは、今後3年間、東南アジアの混成トロール漁業など、関連する漁業で試験を行うため、多魚種基準を正式に立ち上げました。この期間、パイロットはMarinTrust改善プログラム(IP)の一環として活動します。