
スクレッティングが現在世界中で使用している飼料原料には、副産物が多く使用されています。副産物とは食品加工過程で生じる成分であり、飼料業界で使用されなければ廃棄されるものです。例としては、魚や陸上動物の加工から生じる副産物や、ビール酵母などの原料が挙げられます。
水産養殖は、農作物・森林・魚・動物・微生物などの陸上や海の再生可能な生物資源を利用して食料を生産する、「バイオ経済」の一翼を担うものです。
スクレッティングは、各種産業副産物の利用に関連した様々なプロジェクトに携わっています。例えば、 SYLFEED と呼ばれる国際的かつ学際的な 4 年間の研究プロジェクトがあり、これは、木材残渣をタンパク質に富む飼料原料に変換し、大規模生産する技術の開発を目指すものです。
私たちは、より革新的で炭素排出量の少ない養魚飼料とするための原料を積極的に探し続けています。


養魚とエビの生産に用いられる 飼料原料
私たちは、より革新的で炭素排出量の少ない養魚飼料とするための原料を積極的に探し続けています。炭素排出量の削減には、原料生産に使われる土地面積を縮小する、温室効果ガスを減らす、従来食品用とされていなかった原料を活用する、といった取り組みが有効です。
サーモン、エビ、ティラピアの飼料原料の大部分が農作物です。またサーモンやエビの飼料生産には海産原料も重要です。栄養についての理解を深めることで、元になる原料の種類に制約されることもなくなります。

本表は、スクレッティング飼料に含まれる成分の概要と平均配合率を示すものです。
- 陸上動物由来副産物の利用は、市場で受け入れられる度合いや法規制に左右されます。
- でんぷん原料の濃度は、EP飼料やDP飼料では異なります。