養魚飼料には、特定の栄養ニーズがあるため、植物性、海産や陸上動物由来のさまざまな原料が使われています。よく知られているものでは、魚粉や魚油、小麦、大豆、菜種ミール、ヒマワリミール、そら豆などがあります。しかし、数十年にわたる研究開発により、スクレッティングは魚類を一切使用しないサーモン用飼料を製造することができるようになりました。これは、私たちの研究開発チームが持つ栄養学的な知識と専門知識によるものです。また、1つの飼料には50種類もの原料が含まれていますが、そのどれもが重要な役割を担っていることも驚くべき事実です。
私たちが使用する原料によって、タンパク質、エネルギー、炭水化物、脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどの必須栄養素が飼料を作り、魚やエビに完全な栄養を提供しています。
「入ったものは必ず出ていく」ということも意識しています。これは、飼料の栄養素を考える際に特に重要です。過剰に栄養素を添加しても、代謝されなければ無駄に排出されていくので、過剰添加されていないことを確認する必要があります。水をろ過して再循環させる閉鎖循環式の養殖システムでは、このことがさらに重要になります。
特定の原料への依存を減らすため、私たちは常に原料の知識を増やし、新しい代替品を探しています。昆虫、藻類、酵母や細菌が生産するタンパク質などは、最も新しい原料のひとつです。
数十年にわたる研究開発のおかげで、私たちは飼料の配合に柔軟性を持たせることができるようになりました。このような原料ベースの拡大は、お客様にとって変動やリスクの軽減につながります。
飼料原料に関する最新情報については、当社のサステナビリティレポートをご覧ください。
サーモン用飼料でよくあるのは、天然の海産資源が枯渇する中で、海産由来成分を多く使われていると思われていることです。スクレッティングでは、魚由来の成分をまったく含まないサーモン用飼料を製造することができます！
バランスのとれた、栄養価の高い、健康的であることー魚やエビに必要な食べ物は、人間と同じです。実際、私たちは養魚飼料を作るのに、人間の食品を作るのと同じ装置をたくさん使っています。しかし、大きな違いは、魚やエビが食べたくなるような味でありながら、給餌システムにも対応できるような丈夫なものでなければなりません！このバランスが難しいのですが、私たちはそれを克服しています。
