2021年、スクレッティングは260万トンの養魚飼料を生産しました。これは1日あたり2,100万食以上のシーフードの食事を提供したことになります。
同じ観点から、今日、魚の生産量のうち直接人間の消費に回る割合が高くなっていること(その結果、肉の摂取量が減少)、所得の増加と都市化の進展に伴うシーフード需要の高まりや、収率の増加や鮮度処理および流通インフラの改善と相まって、非常に好ましい展開となっています。
ブルーフード・アセスメント(BFA)は、25以上の機関から100人以上の科学者が集まった国際共同イニシアチブです。ストックホルム大学のストックホルムレジリエンスセンターとスタンフォード大学がリードサイエンスパートナー、EATがリードインパクトパートナーとなっています。この学際的なチームは、現在および将来の世界の食糧システムにおける水産物 の役割についての理解を深めること、食糧システムをより持続可能な方向に導く政策や行動をとる意思決定者にこの新しい 情報を提供することの 2 つを目標に設定し、健康で公平かつサステナブルな食糧システムを築くために、意思決定者がトレードオフ の評価をし、ソリューションを実行する際のサポートを行っています。

国際社会は世界の飢餓に終止符を打つことを約束しています。しかし、この最も重要な目標を達成できるかどうかは、天然資源をどのようにサステナブルに利用するかに大きくかかわっています。
世界中の人々の健康的で栄養価が高く手頃な魚介類を求めており、この急増する欲求を満たすために、もし海がこの食糧問題の解決に広い意味で不可欠な存在ならば、養殖に課せられた責任は重大です。
現在、世界で消費されている水産物の半分以上を養殖から調達していますが、適切な方法で行えば、さらに多くの水産物を供給できることを示す専門家の分析が数多くあります。
スクレッティングは、2050年に約100億人の人口に、プラネタリーバウンダリー内で生産された健康的な食事を提供するという挑戦において、養殖は人と地球にとって最も生産的でサステナブルな食糧システムの1つであると長年主張してきました。
スクレッティングは、海の健康がこれらの目標に不可欠であることを理解しています。国連グローバル・コンパクトの「持続可能な海洋原則」の署名企業として、私たちは、すべてのステークホルダーが責任を持って積極的に行動し、海洋に関わるすべての長期的な健全性を保護しなければならないことを認識しています。この目的のため、また当社の事業全体にわたって、バリューチェーン全体でさらに緊密に協力し、あらゆる場所でベストプラクティスを確保することを目指します。

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私たちの戦略を国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」と結びつけること
Feeding the Futureというパーパスは、私たちを鼓舞し、人類最大の課題の一つである食糧問題の一助に貢献することができる私たちの誇りです。2015年に国連が打ち出した「持続可能な開発目標(SDGs)」は、私たちのパーパスを達成する上で優れた手段だと考えています。